日々思う日記

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教育委員会制度に関する勉強会
【3月18日(火)】
 木村てつや千葉県議会議員事務所研修生の筑波大学人文学類1年二ノ宮幹太と申します。本日は午前10時より木村てつや議員事務所にて、書類作成など事務作業のお手伝いをさせて頂きました。午後3時からは教育委員会制度に関する勉強会に参加いたしました。以前から疑問に思っていた教育委員長と教育長の関係について理解を深めることができました。また、今回の勉強会では質問する機会をいただき、千葉県公立高校の入試制度や教育制度に関する疑問をいくつか解消することができました。しかし、何点かやはり腑に落ちないことがあります。それは、以前私が日記に書いたことに関する内容なので、以下にその一部を載せます。今日の勉強会ではこれと同じ内容で質問をさせて頂きました。

(略)県下一斉に同一条件で学力検査(いわゆる入学試験)が行われております。千葉県公立高校入試もこれと同じ方式をとっていると聞きますが、このような試験制度では様々な層の生徒が統一試験を受けるため、平均的な難易度の試験問題が作成されることになります。また、当然中学内容を超える出題は許されません。したがって、学力の高い生徒には極端にやさしい出題内容となり、学力検査に向けた学習では点数を落とさないようにする練習がメインになってしまいます。果たしてこのような学力検査で思考力が試されているのでしょうか。また、学力だけが学校の価値ではありません。工業高校、農業高校、芸術高校ではそれぞれの分野に特化した入学試験を行ってもよいのではないでしょうか。もちろん、一部の公立高校では独自問題という形で特殊な試験が行われておりますが、「学力検査が主、独自問題は従」という高校が主流です。各学校が求める生徒像に合わせ、より特色のある入試を行ってもよいのではないでしょうか。(引用終わり)

 県内公立高校はすべて同じ学力検査問題を使用する理由は3つあるとのことです。1つ目は、高校ごとに難易度の異なる学力検査問題を課すことにより、学校間に“差別”が生じるという問題。2つ目は、学力検査は中学内容の習熟度を見るものであるから、高校ごとに異なる問題を課す必要がないということ。3つ目は、各高校に異なる学力検査問題を用意する費用・時間がないという労力の問題。
 しかし、千葉県教育委員会では,特色ある学校づくりをさらに推進するために高校に関しては、自己啓発指導重点校、進学指導重点校、中高一貫教育重点校を指定しています。したがって、教育委員会はこれらの高校を少なくとも“区別”しているのです。区別をし、特色ある学校づくりをしようというのであれば、学力検査問題にも特色をつけ、区別をしても良いのではないでしょうか。各高校の求める生徒像はそれぞれ異なっているはずです。例えば、工業高校の求める生徒像と農業高校の求める生徒像は異なるはずであるにも関わらず、それぞれの高校を受験する生徒が学力検査という同じ土俵で比べられることに私は違和感を持つのです。2つ目の理由は考え方としては分かります。しかし、平均的な難易度の試験問題が作成された場合、進学指導重点校を受験する生徒の間では点差が開かず、採点が困難になるのではないでしょうか。3つ目の理由は、現実的な問題でありますが、例えば問題作成を高校に任せるということはできないのでしょうか。
 いずれにせよ、入試制度がより良いものとなり、千葉県の教育が良くなることを願っています。
2014年3月18日


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